アメリカでは普通？隅々まで調べ上げるバックグラウンドチェック

 

アメリカでは「情報を知るのは納税者の権利」という考え方があり、日本の個人情報保護の観点からは考えられないほどの情報公開がなされています。それは採用調査という場面でも例外ではなく、ありとあらゆることがチェックされるのが一般的です。今回は、アメリカで行われるバックグラウンドチェックについてご紹介します。

アメリカでバックグラウンドチェック（採用調査）が行われる理由

アメリカでは、履歴書を意図的に脚色し、見栄えをよくするという人が少なくありません。こうした状況では、企業がバックグラウンドチェック（採用調査）を行うのが当然と言えるでしょう。

さらに、アメリカの人口当たりの犯罪数は日本の5倍とも言われています。犯罪歴のある応募者にフィルターをかけるのは企業として当然の取り組みです。そのため、非常に厳格な調査が行われているのです。

また、バックグラウンドチェックを行うのは従業員の安全やセキュリティへの関心を対外的に示す要素としても考えられています。そのため、チェックがない会社には良い人材が応募してこないなどの現象も起こっているくらいです。

日本の個人情報保護の観点からは考えられないほどの厳格さ

日本では個人情報の観点から、採用調査に対してある程度の規制がかけられています。しかし、アメリカは非常に厳格なバックグランドチェックが行われており、それがビジネス習慣となっているのです。具体的には、以下のような調査項目が挙げられます。

• ソーシャルセキュリティ番号
• 犯罪歴
• 運転歴
• 学歴
• 職歴
• ライセンス
• クレジット
• 違法薬物およびアルコール

たとえば上記のなかの「違法薬物」に関わる審査では、応募者が専門機関に行き尿検査を受けることになります。そしてその結果が企業へ直接報告されるといった手順です。

見習うべき部分は多数あり！日本における採用調査の重要性

アメリカの採用調査は日本に比べると“やり過ぎ”と見られることも少なくありません。しかし、実際には日本人も見習うべきビジネス習慣とも言えるでしょう。

たとえばいわゆる“モンスター社員”の入社を許せば、社内・社外に対して悪影響が及び、ひいては経営にまで大きなダメージが加わる可能性があります。さらに言えば、反社や準構成員といった人物が社内に入り込むリスクも秘めているのです。

こうした事態を回避するためには、日本においても適法の範囲内で採用調査に力を入れる必要があります。

まとめ

当社では、厳格な採用審査を行いたいとお考えの企業様に向けのサービスをご提供しております。専門的なノウハウを駆使し、さまざまな側面からの情報をご提供いたします。採用調査の強化をご検討の方は、ぜひご相談ください。