反社チェックにおけるシロ・クロ・グレーの考え方

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リスクマネジメント反社

 

反社チェックにおいては“シロ・クロ・グレー”という言葉が登場します。これらは反社とのつながりの可能性を色の濃度で示したものです。以下は、反社チェックにおけるそれぞれの意味と判断基準、審査のポイントについて解説します。

シロ・クロ・グレーの意味と判断基準

まずは“シロ・クロ・グレー”の意味と判断基準について見ていきましょう。

シロ 反社チェックの結果、ネガティブ情報が一切見つからなかった状態。ただし、完全に“シロ”であると言い切るのは困難であり、慎重な判断が必要。場合によっては“グレー”と判断されるケースも多い。
グレー 深刻度にかかわらず、不適切性を疑わせる情報が見つかった状況。あくまでも“疑わせる情報”であるため、“クロ”であるとの断定が難しく“グレー”となる。
クロ 反社とのつながりが明らかな情報が見つかった状況。この場合は、即刻取り引きの進行を中断すべきである。

上記のなかでもっとも多いケースは“グレー”です。前述のとおり、“シロ”は証明が難しいものであり、明確な根拠なくしては判断ができません。また、“クロ”と判断される企業はそもそもビジネスの表舞台には登場しないと考えられます。反社とのつながりを巧妙に隠蔽し、調査だけでは完全に“クロ”と判断できない“グレー”な企業こそが要注意と言えるでしょう。

“疑わしきは罰せず”では会社は守れない

一般企業が行う反社チェック業務では、ネガティブ情報が見つからなかった場合の判断を“グレー”とするケースが多い傾向にあります。ここで注意しなくてはならないのが、それを“シロ”であると判断してしまうこと。つまり、“疑わしきは罰せず”の精神です。

本当にその企業が“シロ”なのであれば何の問題もありません。しかし、グレーである以上、反社リスクは確実にあり続けます。後になってから「実はクロだった」では取り返しがつきません。それを防ぐためには、“グレー”である理由を掘り下げる必要があります。

なぜ○○なのか?その根拠が大切

当社では、“シロ・クロ・グレー”の判断をお客様に提案する際、必ずその根拠について説明を加えています。とくに“グレー”の場合は、どのような要件が疑わしいのかまで掘り下げたうえでのレポートを提出しています。

行政機関を参照して“シロ”となったものであっても、懸念点があれば確実に共有します。このように、グレーゾーンの情報をできる限り多く審査することが、健全な企業経営と内部統制機能の強化確立につながるのです。

まとめ

厳密に言えば、反社チェックは“シロ・クロ・グレー”だけで言い表せるほどシンプルなものではありません。軽微な不適切性であってもしっかり調べ上げ、懸念点を払拭していくことが重要です。確実な反社チェックをご要望の方は、ぜひ当社までご相談ください。