ぷらっとホーム（株）

創業者の本多弘男（平成20年6月逝去、享年64歳）は、昭和36年に「本多通商」を設立した。秋葉原ラジオデパートに店舗を構えマイコン、パソコン通信等々の草分け的な存在であり「アップルII」のオリジナルコンパチキットなどを開発するなど先見性に溢れたプロユースやマニア向けのユニークな商品の数々を提供、「アキバの名物オヤジ」と呼ばれ親しまれた。しかし同社は昭和60年代に経営が破綻。その人柄を惜しんだ応援団有志が資金を出し合って設立されたのが当社で、現･代取取締役の鈴木友康（東大卒、日商岩井㈱へ入社）も創業メンバーの一人である。当社は技術者に向けのオープンソースソフトウェア関連製品などを提供、またオリジナルサーバー、ストレージなどのコンピュータ関連製商品を開発した。蓄積されたオープンソースやネットワーク技術が強みとなっており、加えて生産工場を持たないファブレス企業で初期費用や製造コストを削減することで、商品開発への注力や市場の変化への対応しやすさが功を奏し堅調に業績を拡大、平成12年に株式上場を果たした。・・・