㈱ユーラシア旅行社　（８月１８日　配信）

昭和61年2月に海外旅行専門の旅行業として設立、同年10月にはNTT株式の第一次売り出しがあり日本はバブル好景気に沸いていた時期である。平成7年8月には添乗員業務の請負業である㈱ユーラシアサービスを設立、海外旅行に不慣れな顧客へのサービスを強化する。世界の自然や文化、芸術を巡る自社オリジナルツアーを企画、販売ターゲットは余暇を楽しめるシニアの富裕層となっている。その為、若者層をターゲットにした同業他社との低価格競争を回避、高額ながら付加価値を高めた自社企画で差別化していた。実際、事業規模は大手旅行代理店に及ばないが、オリジナルツアーは世界160カ国以上で実績がある。低価格ツアーでの採算性を高める目的で行われるコミッション目当ての免税店巡りなどは行わず、知的欲求を満たす上質な観光時間を提供している。業績面は固定客を囲い込み、紹介や口コミで徐々に売上高を伸ばしていた。
しかし・・・