井村屋グループ㈱(2月21日 配信)
老舗企業を直撃する小豆高騰とコロナウイルス
コード | 019 | 格付け | C |
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本社所在地 | 三重県津市高茶屋7-1-1 | 業種 | 和菓子・冷菓の製造販売 |
代表者 | 浅田 剛夫 | 決算期 | 平成31年3月期 |
従業員数 | 47名(連結:978名) | 売上高 | 45,108百万円 |
資本金 | 7,625百万円 | 利益 | 1,256百万円 |
創業は古く明治29年に三重県松坂町(現・松坂市)で井村和蔵が菓子の製造を始めた時期まで遡る。その後、50年以上も地元密着型の和菓子店であったが、昭和22年4月に事業を法人に改組し㈱井村屋とした事が事業拡大の契機となる。ビスケット工場、キャラメル工場、ようかん工場、カステラなど焼菓子工場と生産施設を開業、昭和36年3月に名古屋証券取引所に上場した。翌37年8月にはゆであずき販売を開始、会社の代名詞となるあずき事業へと発展する。昭和48年には今や国民的アイスとなるあずきバーを販売、食品製造販売事業では約20%の売上高構成比となる主力商品である。余計な混ぜ物を使わず“鋼鉄やサファイアよりも固い”とインターネットで話題となり、類似商品は多いが「あずきバー」は登録商標にもなっている。平成22年10月に持株会社制に移行、現在は井村屋㈱を中核に連結子会社8社のグループを形成している。
圧倒的なネームバリューを持ち、高い採算性で食品業界では優良企業として認知されていた。しかし・・・
業績推移 | 売上高 | 経常利益 | 当期純利益 |
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H27/3 | 36,346 | 700 | 381 |
28/3 | 38,644 | 738 | 445 |
29/3 | 41,997 | 1,306 | 716 |
30/3 | 45,061 | 1,495 | 1,112 |
31/3 | 45,108 | 1,562 | 1,256 |
R2/3(予) | 44,000 | 820 | 500 |
単位;百万円